JFrog、IaCへの移行に合わせてOpenTofuサポートを統合

JFrogは、開発者の間で注目を集めているIaC分野の新興であるOpenTofuとの統合により、infrastructure-as-code(IaC)ツールのサポートを拡張すると発表した。この動きは、広く使用されているIaCツールであるTerraformをオープンソースライセンスからプロプライエタリーライセンスに移行するというHashiCorpの決定に促された、IaC環境の変化への対応として行われた。2023年後半に行われたこの変更により、開発者コミュニティーの大部分が代替手段を求めるようになり、OpenTofuが人気のある選択肢として浮上していた。

TerraformのフォークであるOpenTofuは、HashiCorpのライセンス変更に直接対応して、組織と個人の貢献者の連合によって作成された。Linux Foundationの支援を受けて運営されており、無料かつオープンソースのソリューションだ。今年1月、Linux FoundationはOpenTofuの一般提供を宣言し、実稼働環境への準備が整ったことを示した。Terraformからコピーされたとされる特定の機能の削除については議論があったが、JFrogのOpenTofuサポートは、顧客とより広範な開発コミュニティーに優れたサービスを提供することを目的としている。

バージョン7.81.0のリリースにより、JFrogのArtifactoryには、OpenTofuクライアントを介してOpenTofuプロバイダーレジストリーからアーティファクトをキャッシュするサポートが含まれるようになった。この開発は、Terraformを使用している組織にとって特に注目に値する。既存のワークフローに大きな変更を加えることなく、OpenTofuに簡単に切り替えることができるからだ。JFrogは、OpenTofuと互換性のあるTerraformリポジトリーの[Set Me Up]セクションに1つのトグルを追加することで、ユーザーが簡単に移行できるようにした。この互換性は状態ファイルの管理にも拡張され、OpenTofuクライアントはArtifactoryのTerraform Backend(BE)リポジトリーとシームレスに機能する。

JFrogのArtifactoryと連携したOpenTofuの機能を試してみたい開発者や組織は、JFrogアカウントにログインして試すことができる。現在Artifactoryを使用していないが、OpenTofuファイルの管理を効率化する可能性に関心がある方のために、JFrogは14日間の無料トライアルを提供している。この取り組みは、ソフトウェア開発業界の進化するニーズに適応するというJFrogの取り組みと、効率的で効果的なインフラストラクチャー管理を促進する最新のテクノロジーをサポートするというJFrogの熱意を反映している。

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出典:JFrog


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