JFrogがOCI v1.1標準に完全準拠

ソフトウェア開発ツールの大手プロバイダーであるJFrogは、Open Container Initiative(OCI)v1.1標準に完全準拠したことを発表した。これにより、JFrogはこの認定を取得した2社のうちの1社となり、開発者が作業を最適化するために必要なツールを提供するという同社の取り組みが実証された。この認定は、OCIおよびHelm OCIリポジトリー用のJFrog Artifactory V7.90.1から取得でき、ユーザーにOCIパッケージの包括的なソリューションを提供する。

Open Container Initiativeは、コンテナ形式とランタイムのオープンスタンダードを提供するLinux Foundationのプロジェクトだ。パフォーマンスを維持しながら業界全体の相互運用性を高めることができるため、開発者に広く採用されている。最新の仕様であるOCI v1.1は2023年7月に発表され、開発者に柔軟性と整合性の向上を提供する。また、subjectフィールドと新しいartifactTypeフィールドを使用してイメージを相互にリンクする機能も導入されており、アーティファクトを解析するためのタグの作成が簡素化される。

OCI v1.1の際立った機能の1つは、Referrers APIだ。この機能は、subjectフィールドとartifactTypeフィールドを使用して、イメージ間の関係を取得およびフィルタリングするための効率的な方法を提供する。JFrog JFrog ArtifactoryをReferrers APIと組み合わせて活用することで、開発者は異なるリポジトリー間でこれらの関係を簡単に転送できる。例えば、Image AというイメージがImage BとImage Cという2つの他のイメージに関連している場合、Referrers APIを使用してこの関係情報を取得できる。同様に、開発者が特定のアーティファクトタイプのみを取得したい場合は、Referrers APIを使用してこれらの参照を示し、関連情報を取得できる。

JFrogのOCIサポートにより、開発者はArtifactory内の全てのOCI機能にシームレスにアクセスできる。これにより、開発者はOCIをネイティブに、安全かつ確実に、全て単一の真実のポイント内で使用できる。これらの機能の使用を開始することに関心がある方のために、JFrogはJFrogヘルプセンターのReferrers APIページでサンプルコードスニペットを含む詳細情報を提供している。OCI v1.1などのオープンスタンダードのサポートに対するJFrogの取り組みは、開発者が作業を最適化し、生産性を向上させるために必要なツールを提供するという同社の熱意を示している。

出典:JFrog


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